相手は必死なんだけど

さて、予感どおり今日はクレームの嵐でございました。

基本的に俺は修理対応には一生懸命ですがクレーム対応はニガテです。まぁクレーム対応大好きっ子なんてそーそーいませんけど。ホントにニガテなのでクレームとなると受話器を机に置いてしまって人の話をほとんど聞いてないんですよ。クレームってだいたいこっちに話す機会なんか無くて一方的にだらだら文句たれてるだけなので、ほかっといて良しです。その間は同僚と「こいつどーする？」と相談したり「タービン売っちゃうの？」とぜんぜん関係ないハナシとかしてます。他には、いきなり他人の耳に客が文句たれてる受話器を当ててみて反応を楽しんだり、受話器をぶんぶん振り回し飛び道具にしてみるものの某映画のジェットリーのようにカッコよく飛ばんな〜と好き放題ヤリ放題といった感じです。

客はこっちが反論できずに黙り込んでるとお思いでしょうが、反論なんてハナっからするつもりないっす。これぞホントに「相手にしてない」ってことですな。ほほほ(^。^) 怒っても無駄です。なんてったってこっちはハナシ聞いてないんですから。

俺は知らないことを教えてって聞くことをしないでただ外罰的に何かを責めてばかりの人には冷たいんです。ウチは修理屋です。壊れたものを直すとこです。壊れてないものを持ち込んで壊れてると言い張っても、やっぱり壊れてないものは直すとこなんかないんだなこれが。

まぁそういうワケで、毎回客が何を怒ってるのかわかんないまま時が過ぎるのでありました（笑）


ま、おふざけはここまでにしてと。。。

近頃ってさ〜
「怒ったり弱いトコ突いたりして無理難題を飲ませる」
っての多いね。

「自分が強いことを証明する」
「トクすることに駆られてる」
「要求を飲ませる＝相手を打ち負かすことで満足を得る」

なんか個人個人がプチテロリスト化してきてんかな〜とまで思えてくるなぁ。

会社は大切なお客の為、とにかく理由も原因もなく頭を下げて利益を守ろうとする。

客は理由と原因を超えてわがままを通し、過剰な要求に走る。

働く人々は、わけのわからん文句を言われて、それでもただ謝るしかなくて、そんな異常なやりとりのうちに次第に心が壊れていきます。

常に客がエラいとカン違いしてるサイドの人は、モラルや人としてのやりとりを忘れて、際限なくわがままになっていきます。

こんなヘンで筋の通らなくなってきてる世界に暮らしつつも優しさと思いやりを持ちつづける多くの人々がいます。とってもすごいことです。世も捨てたもんじゃありません。

そーではなくて・・・

このヘンな筋の通らなくなってきてる世界
ひたすら無理を強いられる社会
そろそろ考え直さないと、じきにマトモな人って居なくなっちゃうんじゃないかな？